柏市とCoderDojo Kashiwaの取り組み

柏市では2017年度より全国に先駆けてプログラミングを使った学習を市内にある42校すべての小学校4年生を対象にスタートさせました。 CoderDojo Kashiwaはカリキュラム開発・教職員研修等様々な場面で協力しています。 ここでは、私たちの取り組みの一部をご紹介します

柏市の取り組み

千葉県柏市は2017年度より市内にある42校すべての公立小学校で、Scratchを使ったプログラミング教育をスタートしました。柏市が目指しているプログラミング教育とは、

  • 知識・技能の習得
  • 思考力・判断力・表現力の育成
  • 学びに向かう力・人間性の涵養

であり、あくまでもプログラミング作成技術ではなくプログラミング的思考を育てることを目的としています。

こちらのスライドに詳細がまとまっています。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この作品は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 非営利 - 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。

CoderDojoの役割

CoderDojo Kashiwa は、学校でプログラミングに触れ興味を持った子どもたちのフォローアップの場として機能しています。元来 CoderDojo とは自らのプロジェクトを進める場所です。現代の寺子屋的な役割を果たしている CoderDojo は、ある意味学校教育と相性が良いと言えるでしょう。 柏市では、学校はあくまでも「入門の場」として捉え、興味を持った子どもたちは CoderDojo のような場所や、NHKの Why!? プログラミング などを活用した家庭学習を推奨しています。

カリキュラム

柏市では、実際に使っている指導案やワークシートを以下のサイトですべて公開しています。

イベント

ScratchDay in Kashiwa

ScratchDay 2017 in Kashiwa は、ScratchDay in Kashiwa 実行委員会と柏市教育委員会の共催で開催しています。また、セッションでは実行委員長かつCoderDojo Kashiwa Championの宮島と、柏市教育委員会学校教育課副参事の佐和伸明さんのクロストークも行いました。 クロストークでは柏市のプログラミング教育について、CoderDojoができること・やっていることと、柏市教育委員会ができること・やっていることについてや、柏市のプログラミング教育はどういう方向にいくのかについてお話ししました

かしわプログラミングフェスタ

2017年8月に行われた「かしわプログラミングフェスタ」は、柏市教育委員会が主催した小学生を対象とするプログラミング体験イベントです。CoderDojo Kashiwaはワークショップを担当しました。教育委員会がこのようなイベントを主催するのはあまり例がありません